それならラプサンスーチョンは・・・。
先程のコラムで、「匂いの強い茶葉はお菓子作りに利用」と主張しながら、ラプサンスーチョンはその限りではないと言った。
では、ラプサンスーチョンを買ってしまい、不幸にも好みでなかった御仁はどうすればよいんだ、という問題にぶち当たる。
今度こそ捨てろと言うのか・・・、紅茶辞典を書く人間はそんな非人道的なことを提案しません。
これは友人から聞いた話であるが、ラプサンスーチョンをティーカップに入れた時は飲めなかったが、湯飲みに入れたら飲めたということである。
こうなると殆ど気分の問題みたいな話になってしまうが、茶器の直径の違いによるものも関係しているかもしれない。
つまりは鼻腔に入る湯気の量の変化によって、香りの強さを緩和できた結果という可能性も拭いきれない。
捨てる前に試してみる価値はありそうである。