グレード概要
グレード(Grading)とは、紅茶の葉のサイズと形状を表したものである。
日本語では「等級区分」と言うために誤解されやすいが、
品質上の等級を表したものではない
(しかし、後述するように一部例外もある)。
紅茶を淹れるときに、サイズの異なる茶葉を使うと、
それぞれの抽出時間が異なるため、一定した味が得られなくなる。
このような事態を避けるために、茶葉の大きさを揃える必要がある。
その揃えた茶葉の大きさを表わしたものが、グレードである。
グレードが初心者にとって分かり難いものになっている最大の理由は、
摘み取られる前の茶葉のサイズと加工後の形状を併記している点にある。
それに加え、品によっては「Tippy」や「Golden」などの
上質な茶葉であることを表す言葉が冠されることもある。