シルバーチップ

「チップ」とは、芯芽のことである。
つまり、茶葉の先端についている
まだ葉が開いていない芯芽のことを「チップ」と言う。

芯芽の外側は白いうぶ毛で覆われており、
このうぶ毛の部分がやや白っぽく灰色がかったものを
「シルバーチップ」と呼ぶ。

これに対し、うぶ毛の部分が発酵した紅茶に染められて
黄色がかった色になったものを、「ゴールデンチップ」と呼ぶ。

シルバーチップは、ゴールデンチップと同様、
貴重で高価な茶葉である。
中国では白茶に分類され、高級なお茶とされている。

また、シルバーチップで入れたお茶には
滋養強壮・不老長寿・疲労回復などの効果があるとされ、
アラブの上流階級では強精剤感覚で珍重している。