「チップ」とは、芯芽のことである。
つまり、茶葉の先端についている
まだ葉が開いていない芯芽のことを「チップ」と言う。
芯芽の外側は白いうぶ毛で覆われており、
このうぶ毛の部分が、発酵した紅茶に染められて
黄色がかった色になるため、この呼び名がある。
長さは１～２センチで、針のような形をしている。
希少価値があり、これを多く含む茶葉は高級品とされる。
ゴールデンチップのみで作った紅茶をゴールデンチップスと言う。
アラブの上流階級では、ゴールデンチップスに
滋養強壮・不老長寿・疲労回復などの効果があるということで、
シルバーチップスとともに強精剤感覚で珍重している。