水色
「みずいろ」ではなく、「すいしょく」と読む。
お茶を入れたときの茶液の色のことである。
紅茶だけでなく、緑茶や中国茶など、
お茶一般に対して使われる言葉である。
この「水色」と「味」「香り」、
これら3つの要素が紅茶の出来を判断するポイントとなる。
水色を構成する成分は、紅茶の製造過程である発酵中に
タンニンが酵素酸化によって変化した3つの成分、すなわち
明るい橙色のテアフラビン、
濃赤色のテアルビジン、
赤褐色の酸化重合物
の3つであり、その3つの混合比率が水色の良否を決定するといわれている。
なお「紅茶」の語源は、その抽出液の水色から、
また「ブラックティー」の語はその茶葉の色に由来する。