日本
日本では昔から緑茶が親しまれ、その生産量は中国に次いで第二位である。
紅茶は幕末の開国期に初めて伝わったものである。
明治初期に日本政府は、外貨獲得のために紅茶産業を興そうと、
紅茶製造に乗り出したが失敗に終わる。
1890年、インドから持ち帰った茶の種子から「紅茶用品種」の栽培を始めたことにより、日本の紅茶生産は本格化し、1927年に日本初の国産紅茶が市販された。
しかし昭和初期をピークとして、日本の紅茶生産は衰退し、
1971年の「紅茶輸入の完全自由化」により、国内で紅茶が作られることはほとんどなくなってしまった。
その後、食生活が多様化する傾向を受け、
1996年頃より全国40箇所ほどの製茶農家が紅茶生産を復活させ、販売している