スリランカ
スリランカの紅茶の歴史はインド同様、
イギリスによるインド支配に始まる。
1839年に初めてアッサム種の茶樹が植えられ、
1890年代には、それまでのコーヒー園が全て茶園になるほど紅茶の栽培は盛んになった。
特にウバ・ディンブラ・ヌワラエリア・キャンディ・ルフナの地域は、
スリランカの五大紅茶産地と呼ばれている。
産地だけでなく、スリランカの紅茶産地は標高によって、
ローグロウン(610メートル未満)、
ミディアムグロウン(610~1220メートル)、
ハイグロウン(1220メートル以上)
の3つに分類される。
なお、「セイロンティー」という名称は、
スリランカが1972年にイギリスから完全独立をする前の
名称・「セイロン」に基づくものである。