ネパール
ネパールは、インドに隣接したヒマラヤ山岳部の国である。
ネパールの紅茶は知名度ではまだ劣るものの、
地理的に恵まれており、その茶葉の質は高い。
また、ダージリン茶園で働いた人々が、そのノウハウをネパールで活かしている。
ネパールでは、1910年ごろに初めて農場が作られ、
1977年には国営紅茶開発協会が設立された。
また民営化政策により、三大プランテーションと7箇所の製茶工場が作られた。
そして1999年からは小農経営も推進されつつあり、
ネパールの紅茶産業は発展の一途を遂げている。
ネパールの紅茶を代表するものとしてはシャングリラがあり、
ダージリンのように繊細な香りを有している。