シェルパティーは、正確にはフレーバードティーの範疇から外れるが、
紅茶の飲み方のバリエーションの一つとして紹介しよう。
シェルパティーはその名前のとおり、
シェルパ(ヒマラヤの登山時に荷物を担いで運ぶ道案内人)が飲んでいた紅茶である。
彼らが登山の途中で、自生する野ぶどうとワインを紅茶に入れたのが始まりとされる。
ビタミンCを含むぶどうとワインを入れた紅茶は、寒さをしのいで疲れを取り、
高山病の予防にも効果があるとされた。
本来は暖を取るためのお茶であるが、
アイスティーにしても爽やかな味わいを楽しむことができる。