アールグレイ

フレーバードティーでこれほど有名なものはないであろう。

「アールグレイ」は、その名の示すとおり、
イギリスの外務大臣であったグレイ伯爵が愛したお茶、と言われている。

一説によると、中国帰りの使節団が献上したお茶を、グレイ伯爵がいたく気に入り、
お抱えの茶商に命じて同じ香りのお茶を再現させたのが始まり、という。

しかし、アーレグレイの発祥については、他にも諸説あり、正確なことはわからない。
このことを踏まえてこの紅茶を飲むとき、ベルガモットの香りは、
ロマンを掻き立てる感慨深いものに感じられるのではないだろうか。