ハイレンジ

ハイレンジは、南インドの西ガート山脈の東側に位置する、
ケララ州にある紅茶の産地である。

ここでの茶葉は、平均高度約1500メートルのところで栽培されている。

その高度のため昼と夜の温度差が大きく、山は霧に覆われる。
ハイレンジはこの霧によって、独自の香りとフレーバーを手に入れるのである。

さわやかな香りはオレンジの花を思わせ、
フレーバーはクセがなく、マイルドですっきりとした味わいである。

水色も明るく美しいオレンジ色である。

南インドでは年間を通して紅茶が栽培されているが、
ハイレンジのクオリティーシーズンは、1・2月である。