ウバ

ウバは「世界三大銘茶」の一つであり、スリランカの「五大紅茶産地」で作られた茶葉の一つである。

スリランカのお茶は、その標高によって三種類に分類されるが、
ウバはハイグロウンティーの代表格である。

この地方には、7~8月にかけて南西モンスーンが吹き、
その影響で霧が発生する。
その霧は山脈を越えてきた風によって払われ、
ハイグロウン特有の直射日光によって一気に乾燥される。

このような環境で生育した茶葉は、黒味のかかった濃い水色と心地よい渋みが特徴で、またバラなどの花に例えられるような甘い香りがする。

クオリティーシーズンは、乾季の8・9月で、この時期のお茶にはメントール系のさわやかな風味を楽しむことができる。